子どもたち

まだ モンテッソーリ教育に学ぶ〜教具製作③

いよいよ製作開始!

おおよその材料買い出しが終わり、製作に着手したのが10月半ば。
締め切りは11半ば、きゃ〜xxつ!!

図案から型紙を起こし、それから信じられないくらい根を詰めました。私ってこんなにのめり込むタチだったっけ?仕事、家事、食事、入浴、トイレ以外はずーっとチクチク、ダダダダ、チクチクダダダダダ・・・


あまたのトラブルを乗り越えついにその瞬間がっ!
ジーン〜・:*+.\(( °ω° ))/.:+〜

ここからはH様のリクエストにお答えしてタペストリー詳細情報です。
ご興味のない方は最後の項“教具として”へお進みください♪( ´θ`)ノ

春、夏、秋、冬、お正月

各項目内容は以下の通り
<タイトル>①季節②仕掛け③総パーツ数、名称


どうしてもお正月を入れたかったので、冬だけ2枚になりました。
これには理由があります。以前大学講師として保育士志望の学生達にピアノや弾き歌いを教えていた時、おせち料理やお雑煮すら食べたことがない学生が少なからずいたのです。これには驚きました。時代の流れでしょうか。

最近は季節の変化も曖昧になりつつありますが、それでも日本固有の四季折々の情景や行事は次世代に受け継いでいきたいものです。
保育の現場で子どもたちが好む歌もかなり今風になっていますが、それはそれとして世代を越えて歌い継いでいきたいと思う曲には、日本の古き良き情景が歌詞におりこまれメロディも覚えやすいものが多くあります(コードもシンプルなので弾き歌い初心者には取り組みやすいという別の側面もあります)
しかし、その歌詞の意味がわからない学生も増えています。私も大先輩方から見れば同じです。でも、気づいたなら少し踏ん張ってみようかな、と。

子どもたちには遊びの中で十分なので、伝統的なお正月を体験してもらいたいという思いで作りました。

教具として

チクチクダダダの最中(自分を鼓舞するために時折投稿していた)SNSを見た友人が、映画「キルトに綴る愛」を連想したとコメントをくれました。映画とは直接関係ないけれど、本来手仕事としてのキルトに使う布地は家族にとって思い出深いものを縫い込むと聞いたことがあります。私も手元に残していた懐かしい布地を使ったり、モチーフは息子にまつわるものだったり、思い出がたっぷり詰まった大満足の一品となりました。あくまで手芸作品としては。

教具としては、残念ながら大事な過程が抜け落ちているんです。

同期の先生方の作品は、どれも素晴らしいものでした。みなさん毎日の保育業務だけでもヘトヘトだろうにヤル気が違います。そして子ども達と日々向き合っているからこその着想で、園庭や地元密着型など身近な題材にして実用的。

抜け落ちている過程というのは、子ども達に使ってもらいその上で改良すること。
残念ながら、私の場合そういう環境を準備できず想像でしか補えませんでした。

後日幾人かの先生方にお話を伺うと、教具を前にした子ども達の反応がどれも新鮮で、常日頃接している先生でさえ「そうきたか!」と目からウロコ発言が続々。大人と子どもは見ているものが違うことを実感されたそうです。
それを元に改善された教具はいっそう子ども達に馴染んでいるように思えました。

全レポート提出終了!

11月半ば、やっとやっと全部の提出物を出し終えました。
なんとか基準点もクリアし、認定試験受験資格を手に入れました。
試験は翌年1月6日
はい、想像つきますね、ここからまたどうなるか。

完成したタペストリーは、特に誰かに使ってもらう予定もなくレッスン室に鎮座しております。お近くにお越しのさいにはぜひお寄りください(*´꒳`*)