子どもたち

モンテッソーリ教育を学ぶ

子どもたちに、いまの自分ができること

子どもにとって好ましい環境を整える

それに自分の関心が向いているとはっきり自覚した近年。音楽やアレクサンダーテクニークを学び続けているいまの自分だからこそできる、子ども達との関わり方は何かあるだろうか?と考えるようになりました。

しかし漠然としすぎていて何かを探すにも、その「何か」が皆目検討がつきません。的が絞れないままにサイトを見たり、知人から話を聞いて情報を集めるのがせいぜいでした。
そうこうしているうちに、シュタイナーという言葉が目に止まるようになりました。
別のことで楽器を探していて最終的に音色が気に入り購入したグロッケンが、たまたまシュタイナー教育で使用されているものだったのです。調べてみると他にもライヤー(竪琴)など優しい音色の楽器を使うらしい教育法に、いっきに興味が湧きました。

しかし学ぶ場所や機会など、なかなか自分の希望に沿うものがありませんでした。

シュタイナーとモンテッソーリ?

一方、シュタイナーを検索して調べると、よく比較対象で取り上げられていたのがモンテッソーリ教育でした。「名前は聞いたことあるなぁ」くらいに思っていたら、シュタイナー関連が手詰まりになっている間に、モンテッソーリ関連の方があれよあれよと波にのってきまして。

物事ってハマり始めると一気に進みませんか?モンテッソーリ教育に関して予備知識ゼロだったにも関わらず、なぜここまで突き進んだのか自分でも謎。わかっているのは、道をつけて下さった方達への信頼感と「これ好きだ〜♪」という自分の感覚(勘)に従ったということでしょうか。

モンテッソーリ教育を学ぶ

謎、といったって決めたのは自分なんですけど(笑)そうなると流れるように物事が進んでいきます。必要なものが目の前に現れると言いますか。

その1〜腰を据えて学べそうな教師養成コースを見つけたこと
自分でもかなり探していたつもりでしたが、灯台もとくらし。身近にこれ以上ない好条件で学べる場がありました。情報をくださったI氏に感謝!!

その2〜教師養成コース受講のためのスケジュールを調整できたこと
スクーリングなど全日程出席が受講の最低条件。自由業だと意外と難しくいつもこれがネックなのですが、今回は奇跡的にオールクリア!

その3〜事前準備としてモンテッソーリ教育について知る機会(0が→0.5になる程度)
ちょうどいい時期に、AMI友の会NIPPON主催のリモート読書会がありました。コロナ禍でリモート云々が定着し始め、私も多少扱いに慣れていたのは幸いでした。
マリア モンテッソーリさんの著書や講演記録、計5冊をアメリカ在住のモンテッソーリ教師小川直子さんと一緒に紐解く講座で、モンテッソーリ初心者の私でも抵抗なく受け入れられるような、わかりやすく工夫された解説をしてくださいました。おそらく受講者の大半は経験者、熟練者の方々だと思うのですが、小川さんは現役教師として現場の生の声、経験を飾らず本音で共有してくださり、経験値に関係なくとても面白い内容でした。そのおかげで、さらにモンテッソーリ教育について深く知りたいと思いました。

その4〜ドキュメンタリー映画「モンテッソーリ 子どもの家」
さらに背中を押してくれたのは「モンテッソーリ子どもの家」という映画です。地元の映画館でかかるから、とわりと軽い気持ちで観に行ったのですが、そのクラス運営の様子がため息が出るほど素晴らしかった。こんなふうにできるんだ!?完全に子どもが主役なのです(映画だから良い場面しか切り取っていない可能性もありますが、あの雰囲気は演出や編集でどうにかなるものではないと思います)そしてアレクサンダーテクニークとの共通点が多いのにも驚きました。ATとの親和性に疑いの余地なし!とにかくまずはやってみるしかないと確信したのです。

久しぶりのお勉強

今年度の養成講座の受講者は17名

スクーリングには他県からも参加します。年齢層は20代〜60代位まで幅広く、うち15名は幼稚園、保育園などの現役の先生方です。

4月のリモート講座、GW5日間のスクーリングについては
「新しい環境に身をおく〜私の体験談」https://mikiohtsuki.com/montessori1/で触れました。

それからさらにいくつかのレポート提出後、夏のスクーリング7日間が始まりました。とにかくついていくのに精一杯で頭の中を整理するヒマがない(帰宅して夕飯の支度をするのがギリギリ。疲れすぎて寝てしまう^^;)未消化のままキュウキュウ詰め込んでバタバタして終了〜先行き不安MAXになりました。。

そしてこの頃から最終課題の製作(11月締め切り)について真剣に考えはじめました。そろそろ取り掛からないとマズイ、という状況です。これについてはまた続きで。