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本番3ヶ月間にご依頼いただいた伴奏について、私の頭にはこんなモヤモヤが浮かんでいました。
*演奏曲は超有名曲(ミスが目立ちそう)
*私もYさんも初挑戦曲(大曲だなぁ)
*プログラム順は大トリ(一番最後?失敗できない)
*会場はほぼ初めて(年十年も前に行ったきり)
*当日ピアノに触る時間は殆どなし(ピアニスト泣かせ)
*初顔合わせの方々二十数名(先生もいらっしゃる門下生発表会)
演奏技術面についてはひとまず脇に置いて、このモヤモヤを自分なりに整理してみることにしました
〜モヤモヤ=不安のもとを明確にして、整理する〜
不安のもとは、頭の中だけで考えていると益々膨らみ、なんとかしようとしてもまとまらずに迷走しがちです。
でも口に出したり、書き出してみると、グッと整理しやすくなります。
モヤモヤと少し距離を置いて観察するような感じです。
そうすると別の側面が見えてきたりします。
*初挑戦?
→どんな曲でも初めては必ずある
*プログラム(選曲、演奏順etc.)
→先生のご希望。猛烈に抗議すればご検討下さるかもしれない。が、そうしない場合、自力で状況は変えられない。
→ならばここに拘る労力は他に向けた方が得策。
→むしろ先生に信頼されていると素直に喜び受け止め、その上でチャレンジしてみては?と自分に問う
→新しい思いが湧いてくる、かもしれない
*初めての会場
→事前に出来る限り情報を集める。当日時間が許すなら早めに会場入り。
*舞台ピアノに触れる時間がない
→コンクールや試験ではないから、ふれるチャンスはどこかであるはず。袖で隙を窺う
*初顔合わせ
→出演者と交流を楽しみたい気持ちはあるが、本来の目的に必要なことをする。人に合わせ過ぎず自分最優先。
いかがでしょう?
あくまでも私流なので、こんなの当たり前じゃない?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、もし私と同じ様な不安が頭をよぎっている方には、この方法はお勧めです。
不安のもとを(例えささいなことであっても)明確にする作業は、不安解消に繋がりますし、自分がやるべき事がわかりやすくなるという意味でも、効果的です。
〜自分のやりたいこと(目標)は何か?〜
そうはいっても、不安のもとは、本番の日まで繰り返し湧いてきます。
簡単に解消できるものもあれば、長年抱えている不安感は根強いものもあるでしょう。
頭では理解していても、落ち込んだり迷ったり、いろいろな思いが交錯します。
そんな時は自分に問いかけます
「私の望みは何だったかしら?」
(望み、がピンとこなければ目標、と置き換えても良いかもしれません。不安のもとを整理したり、望みは何かと考えるのは、慣れないと1人ではやりにくいかもしれません。具体的で手に届きそうな目標設定から始めてみてはいかがでしょう?)
すると、判断基準が明確になり、今やるべきことが見えやすくなります。
結果、望みの実現に一歩近づけるというわけです。
準備編③へ続く